自分的にガンダムは終わったみたいなことを書きましたが、そういえば漫画「THE ORIGIN」はまだ完結してないわけです。これからやっと宇宙(そら)へ戻るわけで、安彦良和がどう「ガンダム」にケリをつけるのか見届けなければ終われないのです。

「クルドの星」。
安彦良和の漫画で一番好きな作品です。最高傑作。といっても僕は「アリオン」「ヴイナス戦記」と「ナムジ」の途中までで、その後の「歴史もの」は読んでないのでなんともいえないですが。嫌いになったわけじゃなくて、その辺りから現在進行形のマンガ・アニメに興味が全くなくなって、音楽や映画・・その他・・にどっぷりという感じだったので。
内容的にはクルド民族の独立闘争に族長の血を引く日本人少年が巻き込まれていく・・というもので。政治的な内容かといえばそうでもないんですが、「クルド」という当時としては聞きなれない名前を知ってしまったことで、僕は今朝の朝日新聞の記事(
コレ)を読んだりすると平静な気持ちではいられない訳です。まー途中からノアの箱舟伝説とか人類の起源とか「人は変わり得るか?」とか、「そんなの関係ねえ!」とか入ってきて、要はガンダムとかゴーグとかアリオンと同じになっちゃうわけですが・・。
えーと、民族闘争について書きたいわけじゃなくて・・漫画本のことです。写真上の3冊が当時徳間書店から出てた「少年キャプテンコミックス版」。これが絶版になった後は学研からの愛蔵版と中央公論社からの文庫版が出てたんですが(中公文庫はまだあるみたい)、装丁がちょっといただけなかった。で、写真下の2冊が一昨年にチクマ秀版社から「レジェンダリーアーカイブス」シリーズとして刊行されたもの。このチクマ秀版社のがまさに完全版というか、すばらしいのです。カラーページやイラストを完全復刻。安彦良和のあの彩色が再現されてます。いい紙使ってるから高いけど・・。
愛蔵版の刊行ってどこでもやってますが、チクマ秀版社のこのシリーズはマニアックというか絶版になっている幻の名作ばかり取り扱ってて。これはすごい!と思ってたら・・・チクマ秀版社、先月潰れました。倒産じゃなくて解散らしいですが、倒産でも私的整理でも・・同じこと。去年の朝日ソノラマは朝日新聞社が引き継ぎましたが、こっちは全部絶版になっちゃいますね。
休み中に知って、あわてて坂口 尚の「月光シャワー」をアマゾンで注文したのだけど、果たして届くのか・・1月中は残務処理で会社があるようなので、
こっちへ頼んだほうが良いのか・・。あと、水木しげるの「河童の三平」と、とり・みきの「山の音」は「ちくま文庫」版がたぶん本棚の奥のほうに眠ってるハズなんだけど、やっぱり大きい版で欲しいなあ・・。ちなみに「ちくま文庫」の筑摩書房は筑摩地村(今の塩尻市)の「筑摩」でチクマ秀版社のチクマは「千曲川スケッチ(島崎藤村)」の「千曲」、創業者がどっちも長野県出身で郷土にちなんだ名前をつけただけで、全然別の会社です。
しかし寂しいとしか言いようがないですね。今年も出版社やらレーベルやらレコード屋やら・・いっぱい無くなるんでしょうねえ。この国のお金はいったいどこに回っていってるんでしょうか。朝日新聞のクルド空爆の記事の隣のページに某SNS会社社長のコラムが載ってましたが・・文化は全部デジタルでアーカイブ化されて、資源を無駄にするような産業は無くなった方が良いんですかね・・。
そんなことをあれこれ考えつつ・・また明日から仕事です。
posted by cloudy at 17:04|
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